アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】南アフリカ人が東欧最後の独裁国で御用!(ベラルーシ)

ガススプレーとおもちゃのピストルで武装した銀行強盗が東ヨーロッパの国ベラルーシで逮捕された。この男、南アフリカでは数々の犯罪を犯して海外逃亡したことでよく知られていたのだった。彼は一体どちらの国でどの罪を償うのだろう?

ベラルーシで南アフリカ人ダーク・プリンスルーが銀行強盗未遂の罪で逮捕された。

首都ミンスクから約140キロ離れた小さな街の銀行が昼食後の仕事を再開させようとしたとき、原因不明の停電が起こった。そこへ突然ナイフとピストルを持った男が銀行に乱入、「金を出せ!」と叫んだ。行員が拒否し、警報装置を鳴らそうとしたところ、男は襲いかかってきたという。行員は病院へ運ばれたが脳に損傷を負う重体、お客の1人がATMで頭を強く打ち負傷している。

プリンスルーは逮捕された時、南アフリカのパスポートを所有していたという。また指紋照合でも本人であることが確認された。ベラルーシでは今年に入って4度目の銀行強盗で、プリンスルーがその他の銀行強盗にも関わっていると見て調べを進めている。

ダーク・プリンスルーは南アフリカのプレトリアで弁護士をしていた。彼は南アフリカで告訴されていたにもかかわらず、2006年5月に国外逃亡していた。告訴の理由は、詐欺、暴行、レイプ、児童に対する性的行為、児童ポルノの製作そして所有と、その罪は果てしない。

ベラルーシは「ヨーロッパ最後の独裁国」と言われている。ベラルーシ側では、最初にベラルーシで刑に服してから南アフリカへ強制送還させると言っている。南アフリカ側はこの逃亡犯引渡しに関してまだベラルーシと合意していない。

弁護士まで上り詰めた男の人生はベラルーシで終止符を打つのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)