writer : techinsight

データ情報管理についてファミ通ドットコムが謝罪

6月12日付けのファミ通ドットコムによると、ファミ通ドットコムを利用した人の登録データが、外部からのアクセスで閲覧可能になっていたという。ネットからのデータ流出は他でもある事だが、それだけにネット社会の現在、真剣に取り組まなければならない問題と言える。

この問題で2009年6月5日までに18名の住所と電話番号が、外部からのアクセスで閲覧可能だった事が判明。さらに7686名のメールアドレス、ユーザーネーム、都道府県が閲覧された可能性があるとしている。今回の件に該当するサービスは「メールマガジン」「レビューログ」「マイゲームリスト」「ファイルダウンロードサービス(IDとパスワードが必要なもの)」となっており、「プレゼントへの応募」「アンケート」「壁紙などのダウンロード」「ファミ通WaveTV」「テックジャイアンオンライン」については、今回の一件には該当しない。ファミ通ドットコムでは現在までにデータの不正利用は確認されていないとされている。また、これ以上の閲覧の可能性と今回の要因については、引き続き現在サーバー管理会社と調査を進めていくとの事。なお、現在は外部からの閲覧は不可能な状態となっている。この件について不安がある人は、エンターブレイン緊急コールセンターに問い合わせておこう。

ネット社会と言われる現在、このような問題は他でもある事ではあるが、やはり登録する人間にとっては、登録先を信頼しているからなのであって、ファミ通ドットコムには再発の徹底、さらには社会全体が考えていかなければならない問題だと言えるだろう。

(TechinsightJapan編集部 林 裕之)