
![]() |
|
|---|---|
![]() |
|
![]() |
|
アンケートに協力いただきありがとうございました!
東京オペラシティに隣接する新国立劇場(京王線初台駅)にて、5月にドイツの女流劇作家デーア・ローアーの出世作『タトゥー』が上演される。

横浜発の演劇ユニット 、チェルフィッチュを主宰する演劇作家、岡田利規による演出で上演される日本初演の心理劇。閉ざされた家族の愛憎をめぐり、近代社会に潜む深層心理を描くショッキングで官能性に満ちた話題作。TVでおなじみの出演者に加え、最近話題の舞台に出演した注目の女優の演技に心を動かされること間違いなし。舞台『タトゥー』の魅力に迫る。
海外最先端の優れた現代戯曲を日本の注目若手演出家により紹介する新国立劇場の試み・シリーズ同時代【海外編】の締め括りとして上演される岡田利規演出による『タトゥー』(日本初演)。
この作品の作者デーア・ローアーは、ベルトルト・ブレヒト賞、ベルリン文学賞などを受賞した現在ドイツ演劇界を代表する劇作家。『タトゥー』は彼女の出世作となった1992年発表の作品である。
気さくで働き者、家族思いの父(吹越満)と、家事と仕事を両立しながら控えめに家を支える母(広岡由里子)、仲良く喧嘩するしっかりものの姉(柴本幸)とやんちゃな妹(内田 慈)、どこにでもある普通の平穏な家庭、その陰で行われる父の蛮行。犠牲になる娘を見て見ぬふりの母、自らの未熟とコンプレックスを攻撃性に変えるもう一人の娘。家族の中で強大な支配力をもつが、もっとも家族に依存する父。そして恋人につらい日常から救われる希望を見出す娘・・・・。
それぞれの登場人物の鋭いセリフに“魂がえぐられるような”衝撃を覚える。
壮絶な心理劇『タトゥー』の演出を手がけるのは、演劇カンパニー・チェルフィッチュを主宰し、若者を象徴するようなリアルな言語、独自の身体表現で演劇の新たな姿を提示した、『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞した岡田利規。昨年、デビュー小説集が第2回大江健三郎賞を受賞、安部公房の名作『友達』の演出とさらに活動のフィールドを広げている。岡田によるドイツ人劇作家の作品の演出が見られるのは、またとない機会だ。
『タトゥー』を演じる役者たちも豪華である。劇団WAHAHA本舗出身ではあるが、最近では『歌のおにいさん』(テレビ朝日系)の不気味な音楽プロデューサー役などニヒルな役が板についている吹越満(ふきこし みつる)や、NHK大河ドラマ 『風林火山』(2007年)の 由布姫役の記憶もあたらしい柴本幸(しばもと ゆき)。同じくNHKの朝の連続テレビ小説『つばさ』でコミカルな演技を見せてくれる広岡由里子(ひろおか ゆりこ)、『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)で、学園長ローズに仕える大人の執事を演じた鈴木浩介(すずき こうすけ)も男ざかりの演技を見せる。そして、今回の舞台で一番の注目は、今年2月~に上演された、演劇ユニットポツドールの公演『愛の渦』で衝撃的な演技を見せた内田慈(うちだ ちか)。テレビではあまり見かけないが、特定の劇団に所属せず、オーディションでさまざまな劇作家、演出家による舞台の役を勝ち取ってきた実力派女優。なかでも前田司郎(五反田団)、三浦大輔(ポツドール)ら、20~30代の新進劇作家・演出家の作品にいち早く出演している、注目の女優だ。陰陽の使い分けが上手く狂気の表現も上手い。彼女が『タトゥー』の難解な脚本にどう立ち向かうか楽しみだ。
『タトゥー』の他、新国立劇場では、様々な演劇、バレエ、オペラなどが上演される。『タトゥー』は5月15日(金)~31日(日)まで。
(編集部:クリスタルたまき)
【関連記事】
・衝撃的なポツドールの舞台『愛の渦』。
・演劇ユニット ポツドール、待望の再演『愛の渦』。
・春の番組改編”のリアル。『歌のおにいさん』
・早くも戦犯発見!?テレビ小説 『つばさ』
・「五反田団」を主宰する前田司郎はとても変わった人。
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!
【参照】
・新国立劇場HP