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2010年公開予定の新作『ラム・ダイアリー』のロケで、現在プエルト・リコに滞在しているジョニー・デップ(45)。これまでの“パイレーツ・オブ・カリビアン“などに象徴されるアウトローな雰囲気を一新、しかしガチガチでもない “チョイ悪オヤジ” 風ネクタイ姿で撮影に臨んでいる様子が31日にキャッチされた。
この作品は、ジョニー自身が強い興味を示して来たハンター・S・トンプソンの小説『ラム・ダイアリー』の映画化で、1950年代のプエルトリコを舞台に、女性関係に悩み、強いお酒と薬物に次第に溺れていったポール・ケンプという有能なジャーナリストの生きざまを描いたドラマである。
ジョニーはこの作品で、ライバルの男性を演じるアーロン・エッカートや、『ザ・ビジター』でオスカー主演男優賞にもノミネートされたリチャード・ジェンキンスと共演する。1950年代という時代背景もあるが、ジャーナリストでありながら、オールバックに鋭いサングラスだと、どことなく “サラリーマンになった暴走族” といった印象になるのは、さすがにジョニー・デップらしい。
これまで挑戦し、成功を収めた作品の数々を思い出すと、米国人としてはいささか小柄で痩せているジョニー・デップではあるが、彼が扮した役柄があまりにも多彩であったことに、改めて感銘を受ける。若いころのブラピなら、『ギルバート・グレープ』や『ブレイブ』を演じ成功したであろうが、その後にパイレーツは期待できなかった。そしてトム・クルーズも、『ドンファン』は似合っていたとは思うが、『シザー・ハンズ』は演じられなかったであろう。
日本でも同じことが言えるが、2枚目俳優である場合、年齢とともに演じられる役柄が広がる俳優と、細くなっていく俳優とがいる。このジョニーがもしもそうした分岐点を通過中であるとしたら、そのあくなき好奇心と俳優業への深い思い入れを武器に、前者のタイプの俳優となってさらなる成功を収めていくことは間違いなさそうだ。
(編集部 Joy横手)
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