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【ドラマの女王】 ジャニーズの“亀田”投入。『必殺仕事人2009』

2009年4月27日 10:00

今回の【ドラマの女王】は、新たなメンバーが投入され、ますます“ジャニーズ色”の強まった『必殺仕事人2009』。すでに2クール目に入ったこのドラマ。少しずつ時代劇として見せてくれるようになった気もする。“残酷でグロい殺し”と“エロシーン”を封印し、あくまでも「内容重視」で押し通す『必殺仕事人2009』は、最近話題の政府の“アノ政策”など現代の様々な事情を織り込んでストーリーが作られはじめ、路線変更か。




昔の「仕事人」に比べてやれ見所が無いだの、つまんないだの、記者を含めたオールド・ファンたちがわあわあ言っている間になんと、「高視聴率で放送延長が決定。」、前クールから引き続いて放送されている『必殺仕事人2009』。「クネクネへびを操る」からくり屋の源太(大倉忠義・関ジャニ∞)が、ニセの母(浅野ゆう子)にだまされて死に、1週置いてKAT-TUN(カトゥーン)田中聖が、新仕事人“仕立て屋の匳(れん)”として登場、ドラマのテコ入れをはかる。

まさにジャニーズの亀田大毅、おバカでやんちゃなKAT-TUN(カトゥーン)田中聖。彼の持ち味はズバリ「“神経の細い”オレオレ系。」新手の不良っぽくて、いままでに無いタイプのジャニーズ・アイドルである。夜遊びが盛んで素行もよくないから事務所も手を焼いているというウワサ。以前は、電車オタク部に入る大学生の役などやっていたがパッとせず、ならばピッタリな役を用意しようという事で今回の「仕事人」だ。本来なら、「ルーキーズ」や「クローズZERO」みたいなジャンルが合いそうなのだが、そこはジャニーズなので様々な理由でNG。それにしても喧嘩に明け暮れる高校生はダメでも「殺し屋」はOKなのね。

記者は田中の個性は結構買っているので、今回『必殺~』にキャスティングされたのは嬉しい。そして、坊主頭で登場した田中の眼光や衣装その他は「仕事人」イメージにピッタリで、松岡の役づくりに満足できていなかった「仕掛人・藤枝梅安」的要素に於いて十分素質があるのではないかと気づいた。これで、女郎を買いに行くシーンなんかあれば更にしっくりくるのだが。(それはないんだろうな。)田中のセリフ回しはまだまだだ。

前夫の萩原聖人を見ればわかるように、「やんちゃな年下が大好きな」和久井映見。心なしかイキイキしてやいませんか?田中加入で前よりがぜんやる気を出している感じ。変なウワサにならなきゃいいが・・・。

今回の話は、昨今話題の「定額給付金」みたいなお上のお手当てに絡むストーリー。わざわざ野際陽子に「さもしい。」とも言わせた。次週はストーカーがテーマみたいで、どうやらこれから現代の「時事ニュース」を話に織り込む様子。やれやれ。

久しぶりに江戸に戻ってきた「仕事人」の仕立て屋の匳(れん)。一度はれんを殺しかけた小五郎(東山紀之)だったが、なぜかまた逃してしまう。れんは、川原に住む人別帳(今でいう住民票や戸籍。)に名前の無い貧しい元農民たちの面倒をみてやっている。年貢がきつくて逃げてきた伊助(浅利陽介)や恋仲のなつ(森田彩華)もそのひとり。しかし彼らを食い物にして、口入屋の主・松蔵(石丸謙二郎)らが、給付金をせしめようと結局皆殺しにしてしまう。『フィッシュストーリー』同様、うっとおしい演技を見せてくれる石丸は、「車窓」をやってる以外は悪役が多い。今回は田中の“仕立て屋の匳(れん)”の、久々の仕事で殺される。

仕立て屋であるからして、針にとおした赤い糸で締め上げるという(大倉のクネクネヘビに比べ)至ってノーマルな殺り方なのだが、いかんせん田中の指先は「不器用そう」でしなやさが無い。しめあげた後、あの針どうするんだろう?

田中が加わって、いろんな意味で活性化した(ように見える)『必殺仕事人2009』。この強い個性をもつ事務所の後輩に、少々喰われぎみの東山の小五郎。元々小五郎というキャラクターが上手く定まってない上に、松岡、大倉、大御所の藤田まことでさえも東山を立てるために演技が控えめだった。だから面白くなかった『必殺~』。そこにドーンと入ってきたKYな田中。彼は久々のドラマにいっぱいいっぱいで、東山に気を使って演技するほどの余裕がない。ゆえに普通に演じていて、また役が合っているので自然に個性が光ってくる。田中よ、もっともっと空気を読まずに目立ってくれ、『必殺~』がもっと面白くなるから。

(編集部:クリスタルたまき)

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