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お化け屋敷を科学? 日本科学未来館で企画展開催

2009年4月16日 14:00

お化け屋敷と科学…水と油の関係のように思えるが、歴とした脳研究の一分野なのだ。その名も「恐怖の研究」がゴールデンウィークに登場する。

毛利衛さんが館長を務める東京・江東区の日本科学未来館は今月22日より企画展「お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究」を開催する。




近年の脳研究は、人間の感情、記憶、意識などの心の動き、さらには無意識の領域にまで踏み込んでいる。「恐怖」もそうした心の動きの一つとして解明され、過度な恐怖に対する治療や予防に関する研究も進んでおり、「お化け」などの超常現象さえも、脳科学での説明が可能になっている。

この企画展は、こうした恐怖に関する先端研究を、様々な研究事例で紹介するとともに、会場内にお化け屋敷を設置することで実際に恐怖を体験し、実感できるようになっている。

展示エリアでは恐怖を感じる心の動きと遺伝子の関係や、恐怖の記憶が脳に焼きつけられる仕組みを明らかにする実験など、最新の研究事例を紹介するとともに、恐怖の記憶をやわらげたり、恐怖に強い脳を作るためのヒントを紹介している。

さらに、体感エリアでは映像や特殊装置を駆使した本格的なお化け屋敷が登場。お化け屋敷の企画・制作は、昨年まで開催されてきたフジテレビ「お台場冒険王」でお化け屋敷を手がけてきたチームが担当。これまで様々なモチーフで恐怖を演出してきたノウハウを生かし、リアルなお化け屋敷が用意されている。科学トピックス学習エリアのみを観覧することも可能ということなので、苦手な人はお化け屋敷に入らない方が良いだろう。

未来館によるとお化け屋敷は途中退出も可能になっているそうだ。それほど怖いということなのだろう。
遺伝子操作で恐怖の匂いを感じなくなったマウス 画像提供:小早川高・令子(大阪バイオサイエンス研究所)

「悪いことをするとバチがあたる」と叱られた経験がある人も多いだろう。かつての日本人には「鬼」「祟り」といった恐怖を心に内在させることで、自制をはかってきた文化もある。恐怖とは何か。どのように生まれるのか。どうしたら克服できるのか。…そうした問いに答え始めた先端科学に触れることで、心の動きを客観的に捉え、考えるきっかけになりそうだ。家族連れや、カップルのデートスポットとしてもオススメだ。

この企画展「お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究」は今月22日から6月22日まで、お台場・フジテレビとパレットタウンの中間点に位置する日本科学未来館で開催される。
画像提供:日本科学未来館
(編集部 鈴木亮介)

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