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この春、『銭ゲバ』の蒲郡健蔵(がまごおり けんぞう)役で一躍人気が再燃している椎名桔平。現在、全世界でベストセラーとなったハードボイルド小説「雨の牙」を映画化した『レイン・フォール/雨の牙』で、ニヒルな日系アメリカ人の殺し屋レインを演じている。この映画では『銭ゲバ』の父とは180度違う、「男も惚れる男」を演じている椎名桔平。GWは、桔平ちゃんが送るサスペンス・エンターテインメントでぜひ手に汗握ってみて!
政財界や裏社会の重要人物たちを暗殺してきた“スゴ腕の殺し屋”ジョン・レイン(椎名桔平)。日系アメリカ人のレインは、殺し屋でも女と子どもは殺さないというルールを貫いてきたカッコイイやつ。原作は元CIA工作員の著者による全米ベストセラーで、CIAとかインターポールとか、「ゴルゴ31」ばりのニヒルな殺し屋といった「男の誇大妄想」てんこ盛りの『レイン・フォール/雨の牙』。こんな映画にぴったりのヒロインは長谷川京子。現在産休中(夏に出産予定。)の彼女の可憐な美しさも堪能できる。
ときどき現われる強靭な敵に「鉄拳」をくらわす桔平、絶対ばれちゃうような隠れ家でハセキョーに拳銃の扱いを教える桔平、ちょっとおかしい写真の中の桔平、ニヒルな桔平、キュートな桔平、もうなにもかも桔平、カッコイイ桔平の「桔平祭り」である。記者は椎名桔平大好きなのでとても嬉しいよ。
だけど少々、ストーリーのツメが甘い。東京中に仕掛けられた監視カメラにバシバシ写りながらも一箇所に留まらず、ひたすら歩き続ける桔平ちゃんとハセキョー。ぜったい見つかるって・・・。そして、レインフォールといいながら、雨の中のラブシーンやアクションシーンは皆無。ブラック・レインみたいなのを想像していた人にはちょっと肩すかしかも。
結局、肝心なメモリースティックに何が入ってるんだかよくわかんなかったり、桔平も全然アメリカ人に見えなかったりと粗も目立つ。のっけからの激しいアクションで、ストーリーもわかりづらいけど、でもいいの。記者には見ごたえ十分だった。
オーストラリア出身の新鋭マックス・マニックス監督 脚本。米俳優ゲイリー・オールドマンの共演で、ジャン・レノの『レオン』や、マッド・ディモンの『ボーン』シリーズのようなスパイ映画の要素を多く見せるが、人間くさい椎名桔平がレインを演じる事によって、それらともまた違う日本人向けの映画に仕上がっている。
ニヒルな大人の男+美女という、どっかで見たような「男の夢の映像化」でありながら、桔平ちゃんの魅力いっぱい『レイン・フォール/雨の牙』。カップルで見るもよし、女同士でウットリもよし、また男ひとりで見るのもそれはそれで決まる映画でもある。
(編集部:クリスタルたまき)
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