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コナン君と金田一少年の疫病神対決から始まった、大真面目に漫画の主人公を現実世界の尺度で分析するこの企画。今回のテーマは、”何故、漫画キャラはいきなり武術が身に付いているのか”というもの。素人が短期間で強くなることができるものなのか考えてみた。
バトル漫画のキャラクターは、突然バトルに巻き込まれる。それは、何かの能力が目覚めたことが原因であることが多い。大抵その能力のおかげか、キャラクターは武術ができるようになる。そうゆう能力なのだろうか。
能力のおかげで武術もできるようになるというのなら、それはそれでいい。やや曖昧ではあるが、能力が何となく理由になっている。だが、ただ武器が手に入っただけで剣術や武術も身に付くというのはかなりおかしい。『GANTZ』はスーツがあるのでまだわかるが、その他の漫画は一体どういった理由で剣術や武術まで身に付いてしまうだろうか。
勿論、格闘家の場合は修行シーンがちゃんとある。素人の場合だけ、漫画内で説明されることはほとんど無いのだ。それは何故だろうか。これは、火事場の馬鹿力では説明にならない。何かが憑依しているのだろうか。そうなるともうオカルト漫画になってしまう気がするが、『少女革命ウテナ』の天上ウテナはその可能性が高い。
憑依している様子が無さそうなものは、薬物摂取では無いだろうか。筋肉増強剤か、もしくは非合法の薬物を使用しているのだ。だとしたら、納得できる。確かに、薬物摂取しているなんてことを描けば幼少の読者の夢を奪うことになる。だから説明シーンが無いのかもしれない。
いきなり強くなりたいという気持ちはよくわかる。しかし人間は、傷ついたり失敗したりして強くなるもの。いきなり武術ができる漫画のキャラクターも、薬に頼ったり能力に縋ったりなんかせず、ちゃんと努力して強くなって欲しいものである。
(編集部:藤岡あかね)
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