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『徹子の部屋』で許された“敬語レス”。

2009年2月16日 16:28

16日の『徹子の部屋』ゲストは、世界的指揮者の小澤征爾(おざわせいじ)と、その娘で作家の小澤征良(おざわせいら)。昨年のNHK大河『篤姫』で、「西郷隆盛役」を好演した息子の小澤征悦(おざわゆきよし)も途中から飛び入り参加し、今までに無い『徹子の部屋』になった。征悦を兄と間違えた徹子に、「ちがう、弟、弟。」と“周囲もビックリのタメ口”をきく征良に“森泉以上の器”を見たが・・・。




昨年文化勲章を受章した指揮者の小澤征爾は、言わずと知れた日本を代表する指揮者。日本人のクラシックの指揮者で「この人しか知らない」という人も多い(記者もその1人)のではないか。

満洲に生まれ。小学生のときに引き揚げを経験した小澤征爾は、山本直純らと共に厳しい指導をうけ、桐朋学園大学で学び指揮者になる。卒業後、スクーターとともに貨物船で単身渡仏し、数々の賞を経て、ニューヨーク・フィルハーモニック副指揮者に就任し、レナード・バーンスタインに師事。故・カラヤンとも親交が深かった。
と、ざっくり略歴を聞いただけでも超ビックな日本人である。

しかし、若い頃は冒険家だったりもする小澤征爾は、偉大なのにおおらかで大変魅力のある人物。(ちなみに最近活動家になったオザケン・小沢健二は小澤征爾の甥。)徹子も昔から大好きなのだ。
トークでは征爾が、3年前に病気で休んだ話や、征良の本のモデルで料理家の祖母(入江麻木)が31年前に『徹子の部屋』に出た時の肉声テープなどが流れ、しばし感動的な展開になった。

「漢字が苦手」といいつつなぜかベストセラーを出す小説家征良(せいら)は37歳には見えない程肌がキレイで、「西郷隆盛」そっくりの弟・征悦とそっくりである。
まあまあ美人なのだが、始終手を大きく振り、「です、ます」を忘れる彼女の受け答えは、まるで日本に旅行に来たカタコトの外国人みたいだった。それもそのはず、征良(せいら)も征悦(ゆきよし)もサンフランシスコ生まれのバイリンガル。帰国子女である。

アメリカ生活のせいかとてもフランクな征良は、「飲み物がおいしい?」という徹子の呼びかけにも「うん!おいしい。」と答えてしまう。

普段、「若手の傍若無人」を内心許さない徹子。しかし、この日は始終笑顔だった。徹子はくったくのない征良がお気に入りなのだ。彼女は“自由奔放なこのお嬢様作家”にかつての自分を重ねているようだ。

かつてバイオリニストであった自分の父親を征良の父・小澤征爾に重ね、フランクで人懐っこい性格の征良は、若い頃の徹子に似ている。徹子には弟が二人いて(戦時中に死んだ弟も入れると三人)、家族構成が小澤家と似ているのだ。

20歳以上年の離れた弟がいる徹子は、芸能界の後見人として征良の弟・小澤征悦も可愛がっている。
徹子が熱心に『篤姫』を応援していた理由はここにあった。
独身で、子供のいない黒柳徹子は小澤家の娘・息子は家族同然、目に入れても痛くないようだ。だから征良の、「敬語レス」も許されるのである。
(編集部:クリスタルたまき)

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