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Y2Kとノストラダムスから10年目 次は2038年問題

2009年2月12日 14:32

10年前のあの騒ぎを覚えているだろうか。Y2Kこと西暦2000年問題の準備とミレニアム祭りとノストラダムスに揺れた1999年である。
ノストラダムスの予言したとされる「1999年7の月に降ってくる恐怖の大王」とは、コンピュータの西暦2000年問題であるとも言われて、食料の買いだめや非常用品の準備などをした家庭も多かった。

一方でITベンダーなどは、「Y2K問題の対応には弊社のソフトウェアのバージョンアップが必要です」と言って売り上げを伸ばした会社もあったくらいだ。
そんな騒ぎも想い出になりつつある現在だが、コンピュータの時間管理に関する不具合問題は、約30年後の2038年にさらに大きな問題として迫りつつある。




西暦2000年問題とは、簡単に言えばコンピュータでは西暦を下二桁で管理していたことが原因である。「どうして最初から4桁で管理しないんだ」と怒った人も多かったが、ハードディスクやメモリの価格が信じられないほど高価で容量が少なかった時代には、1レコードにおける西暦の上2桁を節約するだけで、結構な節約になったのである。
その処置のタイムアウトを迎えたのが1999年であったというわけだ。

次にやってくる2038年問題とは、コンピュータの日付を1900年1月1日から何秒経過したかで管理している32ビット(桁)が2038年にあふれて、それ以降の日付をマイナスの時間であると認識して誤作動を起こす問題だ。

この問題がやっかいなのは、対策予算を確保するに当たり、実際に予算査定をするお偉いさんが「なんのことやらさっぱりわからない」ということである。企業に利益をもたらさないIT予算を取り付けるのは至難の業である。

さらに、問題の根幹がアプリケーションだけではなく処理系全体に及ぶため、システム全体の改修を必要とすることになることから、投入人員をどう確保するかも深刻な問題である。

いずれにしても、西暦2000年問題と同じく避けて通れない問題であるため、関係者の万全の対策が望まれる。

この問題をクリアした後は、「Y10K」こと西暦1万年問題が待っている。西暦を5桁で管理する時期だが、果たしてそれまで人類は生き延びているのかどうかとも言われており、現時点では考えなくてよいとされる。

2038年問題の対処により、時間管理を64ビット(桁)にした後は、西暦3800億年という宇宙の年齢を遙かに超す未来まで管理可能なので、その後のことは神様か宇宙人に任せておいたほうがよいだろう。

(編集部 真田裕一)

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