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NHK大河ドラマ『天地人』の長澤まさみの役が、真田幸村の“妹”から“姉”に急きょ変更された。歴史にくわしい視聴者からの意見にNHK対処したということであるが、ドラマスタート後の設定変更は異例。永遠の「妹」的な長澤のイメージを生かした“架空の人物”の設定に、少々史実に基づかない“甘さ”を突かれた結果となった。
妻夫木聡が主演の『天地人』は、初回放送から20%をかるく超え、まずまずの視聴率。脚本は、2007年前期の朝ドラ『どんど晴れ』で、“どんと”視聴率のとれなかった小松江里子。長澤の役「初音」は、原作ではもともと真田幸村の“姉”という設定で登場する。(ちなみに真田幸村は城田優。)
今回なぜ「初音」が幸村の“妹”ではNGなのかというと、ズバリそれは、妻夫木聡演じる主人公・直江兼続にとって初音は初めて肉体関係を持つ相手だから。14歳の兼続が、3つ年下の幸村のさらに年下の“妹”の初音と出会って「結ばれたら」、天下の妻夫木聡が、「10歳ぐらいの子どもと肉体関係を持つ」ことになる。
いくら、「愛」を重んじ、「義」を貫き通したマイナー・ヒーロー直江兼続であっても、そのへんをうやむやにはできない。そこでNHKが「妹」転じて「姉」宣言をした。
そもそも初音は「南蛮服を身につけ、全てを見透かしたような様子」の謎めいた女性。最初から原作どおり幸村の“姉”で良かったのではないか。
妻夫木、長澤、城田に加え、今後出番の多くなる玉山鉄二や相武紗季、極めつけは石田三成役の小栗旬など、多くの若手起用に「なりふり構わぬ視聴率集め」を指摘されている『天地人』。年齢の近すぎる人気タレントが顔を合わせる今後は、ますます年齢設定がややこしくなるのではないか。
(編集部:クリスタルたまき)
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