
![]() |
|
|---|---|
![]() |
|
![]() |
|
アンケートに協力いただきありがとうございました!
このほどアメリカで会社社長らが、ある製品を販売したために薬物検査を統轄する薬物乱用精神保健局(SAMHSA)を欺こうしたという罪状で有罪を言い渡された。“ドーピング検査のための完全無欠なソリューション”とは彼らの弁だが、それはどんな製品だったのか。
11/24、米パックテクノロジー社の社長、ジェラルド・ウィルスと同副社長、ロバート・カタラーノはペンシルバニア州ピッツバーグの連邦裁判所で有罪を言い渡された。彼らは、先月“ウィジネーター・ペニス”という尿の代わりに清潔で暖かい人工尿を出す本物そっくりの装着型疑似ペニスを販売したかどで起訴されていた。
つまり、彼らがこの製品をドーピング検査を怖れる薬物使用者を対象として販売していたと見なされたために今回の有罪が確定したわけだ。判決によれば両名はこの罪により、8年の懲役と50万ドルの罰金刑を受けることになっている。ちなみに白人、日焼けした肌、ラテン系、ブラウン、ブラックと使用者の肌の色に応じて注文できるように複数のバリエーションを用意していたという。この器具は、映画「プライベート・ライアン」にも出演した俳優のトム・サイズモアが薬物検査で使用して捕まったことでも有名である。
会社の宣伝文句の中で彼らは、「“ウィジネーター・ペニス”は薬物検査のための完璧なソリューションです。人工尿の分野における非の打ち所のないリーダー・・・人工ペニスは非常にリアルで隠し方も簡単、あなたが必要とすればいつ、どこででも繰り返し使うことができることを保証します。」と大風呂敷を広げている。
読者の気分を害さないために写真の掲載は控えるが、製品を見たところ確かに相当リアルなペニスとそこに人工尿を供給するための装着型パックがついており、もしパンツを履いたままで検査を受けることが可能であれば(実際は検査官の前でパンツを脱がねばならない)、あるいは検査官の目を欺くこともできるかもしれない。が、それも係員が眼鏡をかけ忘れたとか、たまたま係員が小学生だったというような幸運に恵まれればの話で、そうでない限りパスするのは困難だというのが率直な感想だ。
近年、薬物検査が厳格化の一途を辿っている現状を考えると、この器具の使用はギャグにしかならず、これを使用して捕まった著名人がトム・サイズモアの他に複数いることが不思議でならない。ちなみに、NBAの選手ロッド・ベンソンはブログの中で「オンテリオ・スミス(NFLの選手)もこれを使ったせいで捕まった。・・・“ウィジネーター・ペニス”を使ってあの厳しい検査をパスするなんて不可能だ。」と語っており、彼らが言うような“完全無欠のソリューション”には程遠かったようだ。
【過去記事】
・米国発。監獄内で脱獄?「男女六人監獄物語」の謎。
・「目には目を」。米国発。騒音公害の違反者に下された画期的判決。
・全国1700万人が目撃者。指名手配犯の顔をパチスロ絵柄に導入。
・インド発。15歳少年はなぜ惨殺されたか?「カースト越しのラブレター」事件を考える。
(編集部:こてつ)
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!