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「相撲八百長」と「日本の温室効果ガス排出量」と「キムタクドラマ」。いったいどこに共通する部分があるのか。なんのことだか最初はさっぱりイメージがわかないかもしれない。しかしその根底には、日本社会独特の悪習慣という部分で通じるものが見て取れるのだ。
当初の大麻所持事件から飛び火し、横綱大関を巻き込んだ八百長告発で世間を騒がすロシア人元力士若ノ鵬。クビになった腹いせにしては、彼の証言は生生しく、不自然な勝敗結果から言っても、もはや相撲界のダークな一面はいいのがれ出来ない状況になった。
今回の騒動で、八百長を仲介する人物を「中盆」とぶ隠語まであることが分かったが、昔
から八百長があった事を日本人は皆ウスウス気づいている。本来、強者である上位力士が、格下の力士にカネを払って勝ちを譲らせる。このような構図は日本では、さまざまなシーンで見受けられるからだ。
一方の地球温暖化を招く日本の温室効果ガス。環境省はチマチマした節約や国民の消費を促す「エコ替え」には協力的だが、肝心な大量にCO2を出す大企業への規制は弱腰。そんなことだから、日本は京都議定書の「2012年までに排出量を6%減らす」という約束を守れそうにもないので、ハンガリーやロシアから排出枠を買うこと検討をしている。電力を大量に使い、ゴミを出しまくる先進国が体面を保つ為に、後進国にカネを払い、排出量を買う。どこか相撲の八百長に似ていないか。
こんな現象を芸能界で考えてみると、真っ先に思い浮かぶのがキムタクだ。もちろん、上位力士や日本の役回りをするのは木村拓哉。キムタクドラマは、TV局にとっても特別行事。キムタクドラマの予算を多くするため、数クール前のドラマから節約して、潤沢に資金を用意する。TBSの「華麗なる一族」は、豪華なキャスティングのギャラから、高級感のあるセット、電気仕掛けの鯉にいたるまで、話題性と視聴率以上の制作費をかけて作られた。そのため、前クールの堀北真希主演の「鉄板少女アカネ!!」は低予算で作成され、見るに耐えられないお子様向けドラマになった。
「華麗なる一族」と同じ時期にTBSで放送された、「花より男子2(リターンズ)」が、若手中心のキャスティングであるにかかわらず、「華麗なる~」に迫る高視聴率を獲得したのは、少々痛快な出来事であった。
自分を実力以上に演出するキムタクの君臨ぶりも彼の大きな才能の一つではある。今年放送の「CHANGE」は初回放送を大幅に遅らせるという荒業で切り抜けた。この勢い何時まで続くか。既に内情はボロボロなのに体制を取り繕う相撲協会や、外国を踏み台にし続けるニッポンと共に最後まで見届けたい。
(編集部:空野ひこうき)
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