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ニュルで、最速の称号を手にしたモンスターマシンとは。

2008年10月16日 12:32

ドイツにニュルブルクリンクというサーキットがある。全長が20キロを超え、高低差がありカーブの先が見えないなど、この上なく過酷なコースである。ニュルブルクリンクは、その過酷な環境でのデータを取るため、世界中の自動車メーカーが発売前の車の走行テストを行う
貴重なテストコースでもあるのだ。今年4月、このニュルブルクリンクの北コースでニッサン・GT-Rが「7分29秒3」というコースレコードを樹立した。これは市販されている量産モデルでは最速記録だ。しかし、今回この記録をあっさりと塗りかえた恐るべき「マシン」が現れた。そのおそるべきマシンの正体とは。




 

GTーRのたたき出したのはとんでもない記録である。世界には何千万という価格のスポーツカーがごろごろある。その中で、800万ほどの国産車がこの記録を出すことは、その価格を見ただけでもどれだけのものかがわかるだろう。

しかし、このとんでもない記録が、まずは2ヵ月後にあっさり抜かれてしまったのだ。その車はコルベットZR1である。記録は、GT-Rを3秒も上回る「7分26秒4」であった。その後、この記録はしばらくは破られないであろうといわれたが、なんとこの記録もあっさり破られてしまったのだ。

前述2代の記録をさらに打ち破り、最速の称号を手にしたのは「ダッジ・バイパーACR」だ。記録はなんとコルベットZR1のタイムを4秒以上も縮める7分22秒1であった。このあまり聞きなれない「ダッジ・バイパーACR」とは、クライスラー社の傘下にあるダッヂ社の看板的スポーツカーである。ACRとは”American Club Racer”の略でネーミングからもわかるように、レーシング仕様である。エンジンはV型10気筒で排気量は8.4Lと他に類を見ない大きさだ。そのエンジンからは600psというとんでもないパワーをたたき出している。

エンジン、足回りにはイタリアのランボルギーニ社のノウハウが注入されており、さらにエクステリアのデザインにいたっては、なんと日本人が手がけていることはほとんど知られていない。エクステリアのデザインからも想像されるかもしれないが、バイパーという名前は毒蛇の名前であり、この車の凄さを象徴している。ルックス、ポテンシャル共にこれだけモンスターマシンという言葉が似合う車が他にあるだろうか?

(編集部:car journalist 木下)

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