一体どこまで続くのか。渦中の冷凍餃子を「食品」と呼ぶのも、もはやためらわれる。
日本たばこ産業の子会社が輸入した中国河北省の天洋食品製の冷凍餃子から、今度は、有機リン系殺虫剤「クロルピリホス」が検出されていたことが26日、明らかになった。
クロルピリホスとは農業やシロアリ駆除などに広く使われている有機リン系殺虫剤で、皮膚接触 ・経口摂取 ・吸入などにより体内に入ると、頭痛、筋肉の攣縮、衰弱、発、流涎、肺水腫などの中毒症状を引き起こす。また、大量に摂取すると、意識消失、けいれん、最悪の場合には死に至ることもあるという猛毒だ。
シロアリ被害防止のため、木材に塗布、浸透させる防蟻剤としても使用されており、シックハウス症候群を引き起こす原因物質の1つともいわれている。
今回検出されたクロルピリホスは微量だが、餃子から検出されたのは初めて。また、袋は未開封で、これまでのところ健康被害の情報は寄せられていないという。
日本たばこ産業の発表によると、クロルピリホスが検出されたギョーザの製造日は昨年の7月7日。具と皮を混ぜた全量検査による検出濃度は0.02ppmだった。